5月13日に長崎港を出航したロゴス・ホープ号は、翌々日の5月15日、雨にも関わらずデッキの外に出て手を振る乗組員たちを乗せて、日本第二の寄港地、金沢へと入港した。金沢には2007年に姉妹船のドゥロス号が寄港したこともあり、地元の人々はロゴス・ホープ号の寄港を心待ちにしていた。
金沢港での13日間の一般公開中、合計で46,411人の入場者数を記録した(過去のOM船日本寄港での最高記録)。期間中、船内では、英会話を通して交流をするイングリッシュ・カフェ、多彩な国々のクルーが文化紹介のパフォーマンスを行なう多文化イベントなどが行われた。また、市内の小中学校との交流プログラムが実施され、ある小学校の6年生が授業の一環として船内を訪問した他、様々な国の出身者から成る3つのチームが市内の小中学校3校へと派遣され授業を担当した。
一般のプログラムに加えて、教会やクリスチャンの交わりのためのイベントも多く行われた。県内約20の教会にチームが派遣され、礼拝メッセージや証、賛美などの奉仕をし、ミッション系の大学、高等学校、中学校や地域の教会附属の幼稚園等にもチームが派遣され交流プログラムが行なわれた。船内では、教職者のためのレセプションを始めとした様々な交流イベントを通して、教会、教派を越えた交わりと分かち合いのひと時が与えられた。
船の寄港中、入場者の数字では測ることのできない大きなインパクトがあった。多くの訪問者が船の乗組員と友情を築き、中には毎日のように何度も船を訪れる人もいた。乗組員の人生経験などを聞き、クリスチャンの信仰に関心を持った人もいた。また、イエス様を信じ、クリスチャンになり、地元の教会に繋がるようになった人も起こされた。
金沢寄港における統計
来場者数: 46,411人
船内イベント参加者数: 996人
書籍の総販売数: 36,611冊
教育本: 33,917冊
クリスチャン関連書籍: 2,591冊
聖書と新約聖書: 103冊
配布された福音トラクト: 7,000冊
船外に送り出されたチーム数: 39チーム