英語クラスが結んだ実

written by philipp.martin@om.org (Philipp Martin)

ーチリの路上生活者のための働き-

毎週火曜日と木曜日は、OMチリで宣教訓練を受けている研修生がサンチアゴの路上生活者のためのセンターで奉仕をする日。2ヶ月の間、研修生チームは、木曜日は英語のクリスチャン・ソングを通して人々に英語を教えました。
言葉で説明するよりも、身振りで歌の英語を説明することで、生徒も先生もこのクラスを楽しみました。これに加え、授業中にチームは歌のメッセージを生徒へ説明する機会も与えられました。

研修生で北アイルランド出身のベサニーは言います。「英語クラスの最初の週、私はガブリエルという男性の隣に座りました。ガブリエルは、英語の映画を見て多くの英単語を知っており、英語がとても上手です。彼は私にスペイン語を教え、私も彼に英語を教えることができました。しかし、私のスペイン語が不完全なために、クラスで学んだクリスチャン・ソングが彼にどのような影響を与えているのか、理解することはできませんでした。」

翌週の木曜日にも、研修生チームはクリスチャン・ソングを用いて英語を教えました。「今回は、私はガブリエルの隣に座りませんでした。しかし、彼は私たちのところへ来て、彼が作った詩を見せてくれました。クラスで学んだ単語を使って、神様の私たちに対する愛の詩を書いたのです。私は、ガブリエルが英語クラスで語られた神様の愛のメッセージを理解していたことに驚きました。私たちの想像を超えて神様がガブリエルの人生に働いて下さったのです。」とベサニーは言います。

この出来事を通して、ベサニーは、エペソ3章20-21節を思い起こしました。

「どうか、私たちのうちに働く力によって、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできる方に、教会により、またキリスト・イエスにおり、栄光が世々にわたって、とこしえまでありますように。アーメン。」
ベサニーはこう締めくくります。「私たちの想像を越えて働かれる神様がほめたたえられますように!」