黒色を白色にされるイエス様

マレーシアでの移民と難民への働き

「ということは、イエス様は、黒色を白色にすることができるのね?」とアナはカラフルなビーズのブレスレットを手に持ったまま尋ねた。マレーシアの診療所を訪れていたミャンマーからの8歳の難民であるアナは、黒、赤、白、緑のビーズのブレスレットを受け取ったあと、ボランティアの一人と話をしていました。黒いビーズは罪が神様と人間を引き離していること、そして白いビーズは罪が赦されて神様と人間の関係が修復されることを意味しています。

「私は、診療所を訪れた子供たちに、ブレスレットの色が持つ意味を知っているかどうかを聞くことから始めました。そこから、クリスマスツリー、ベツレヘムの星、長靴、プレゼントが与えられた理由など、クリスマスに関するさまざまな話題を取り上げ、子供達との会話を進めることができたのです。」と診療所のボランティアであるレイチェルは話します。

その日は、ミャンマーから避難してきた※ロヒンギャ難民の100人の男性、女性、子供たちが、診療所を訪れました。診療所は、移民と難民の人口が多いクアラルンプールの各地で毎週開設され、様々な状況にある人々の必要に応じています。難民の多くは、他の場所でほとんど助けを受けることができなかったため、診療所は診察や治療を提供し、難民の人々との関係を築います。ボランティアは、医師が診察する前に、診療所を訪れた一人一人の登録の世話、インフルエンザや痛みに効く薬の処方等の簡単な治療を行い、この流れの中で、他のボランティアは、簡単なゲーム、クラフト作り、会話などを通して診療所に来た人たちと係りを持っていくのです。

「アナは私が言ったことを理解していないと思っていました。しかし、アナが私に確認してきたことは、私の話をうまく要約したものだったのです。」とレイチェルはアナとの会話について、そのやり取りを珍しそうに聞いていた人々について説明をしました。

この診療所において、英語をほとんど理解しない難民との会話は、もっぱら身振り手振りを使って行われます。 しかし、アナがレイチェルの話を理解していたことは明らかでした。このクリスマスは、アナにとって、クリスマスにプレゼントが送られる理由を知ることができた、良い機会となりました。 

※ミャンマーにおいて、イスラム系少数民族のロヒンギャ族は国籍を与えられず、さまざまな制約・差別・迫害を受けている。また、仏教徒との間で、死者を出す衝突が頻繁に発生している。

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