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2021年、ロゴスホープ号に乗船し、1年の奉仕を終えた野口聖恵さん(三重県)の証です

私は2021年2月から2022年2月の1年間、ロゴスホープ 号へ乗船してきました。 乗船を決心した直後にコロナが発生し、正直のところ、乗船は難しいのではないかと諦めかけていました。しかし、英語のテストも合格し、船側は受け入れをするということだったので、乗船へ向けて準備を進めていきました。 出国当日、空港はガラガラで、フライトがキャンセルにならないか不安もありましたが、主の守りの中で目的地へ到着できました。ホテル隔離を2週間した後、無事に乗船することができ、そのときは本当に奇跡としか思えませんでした。 乗船後、トレーニング等を終え、私は清掃部署へ配属されました。日本では事務仕事をしていたため、体力的に、また慣れない英語に四苦八苦しましたが、お互いに助け合い支え合う。そして共に祈り合う大切さを、仲間を通して学びました。 乗船中、一番の試練は、船内でのロックダウンでした。12月の半ば、アフリカのシエラレオネからガーナへ向けて航行しているある日の午後、キャプテンから感染者がでたというアナウンスがありました。突如、船の雰囲気は一変し、必要不可欠の仕事や用事がない限りは、全員部屋から出ないようにと指示されました。日に日に、感染者は増え、ガーナ到着後にようやく感染者は病院へ搬送されました。 その後も感染者は増え続け、私は、「もうすぐ下船が近いのに、これからどうなってしまうんだろうか。」と不安で一杯になりました。でも、先が見えない中、一つの証を聞きました。それは、搬送された病院の看護師さんがロゴスのクルーを通して救われたということです。その看護師は18歳の方で、クリスチャンホームで育ちましたが両親を早くに交通事故で亡くされ、それ以来、教会から離れていました。ですが、クルーとの日常会話の中で導かれ、また主と共に歩みたいと決心されたのです。この証を聞いたときに、彼の為にこの災難も起きたのではないかと思いました。 ロゴスの経験を通して学んだことは、状況は関係なく、主の計画は、時に叶って美しいということです。コロナ禍ではありましたが、主の一つ一つの導きに感謝です。

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