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ロゴスホープ船(以下LH)を経験したクリスチャンにとって、下船してからの日々はチャレンジです。2018年6月に3年半の奉仕を終えて帰国した私もその一人でした。 

多種多様の文化と言語にあふれる国々を25カ国旅し。LH船内も60カ国の多種族•多文化。24時間クリスチャンと過ごすLHの生活を3年半。そんな生活から日本の単一的な文化の生活に戻り、私はリバースカルチャーショックに遭遇しました。東京での満員電車やデパ地下にぎっしり並んだ色とりどりのケーキやお惣菜に圧倒され、こんな豊かな場所に戻ってきた自分の気持ちをどうすればいいのか戸惑いました。変わってしまった自分が、慣れ親しんでいる日本の生活に違和感や不快感を感じました。 

とまどう自分に、主は助け舟をくれました。当時OM日本の総主事であるスミスドルフ夫妻を通して、葛藤を覚える気持ちをうちあける場を作ってくれました。また、LH乗船中に経験した神様の御業をシェアしたり。また、彼ら夫妻が私の母教会に一緒に来てくれたことも助けられました。 

私はその後、キリストの共同体を作るというビジョンをもつ東京・鵜の木教会の中で暮らすように導かれました。そこでは牧師さんや兄弟姉妹と一緒に神様に守られて生活することができました。自分の見返りを求めずに、近くで過ごす人に仕えている人と生活できたこと。これが私にとって一番の恵みでした。 

さてそんな中、私の経験した最も大きなショックは、東京オリンピック組織委員会の働きの中でおこりました。日本人や日本社会のコミュニケーションや働き方と、海外の方とのギャップの中で私は板挟み状態でした。主はそんな私に、社内でクリスチャンの仲間を与えてくれました。コロナの中でもオンライン勉強会を通して、この世で働くクリスチャンとして、主である神に、また上司に、どう仕えるかについて学ぶ機会が与えられました。学びを続ける中で、私は業務の上で、日本と他国の間での最善のバランスを探すことができました。またクリスチャンである自分が物事を決定するために、主が自分をその場に送ってくださっていることも教えられました。

LH終了から4年たった今、私は韓国という新しい場所で暮らし始めました。言語と歴史/文化を学び、その中で、日本人としてどのように関わっていくことができるのか。全ての経験をつなげて、益として下さる神様に聞いていきながら行きたいと思っています。 

鎌内晴香

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